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百人一首ちょっと講座

注釈

☆夜
この頃のデートは夜。
だから、夜ずっと待ってたとか、昼は思い悩んで消えちゃいそうとか言うのです。
☆「娘房干せ」(字ぎまり)
む、す、め、ふ、さ、ほ、せ、の7文字から上の句が始まる札は1枚ずつです。
それで、「一字ぎまり」と言って、読み手が最初の一文字を読むだけで取れるという、とてもうれしい札です。
得意な札にしてしまいましょう。
徳院
落語でこの歌が出てきます。
ある若旦那が、原因不明で寝込んでしまって、名医にみせたら気病いだと。
詳しく聞き出すと、恋わずらい。
上野の清水さまへおまいりに行ったときのどこかのお嬢さんにひとめぼれ。
そのお嬢さんが書いてくれた「瀬をはやみ」の上の句だけの歌。
これを頼りに、熊さんが探しに行くというお話。
☆「早振る」
これも落語に出てきます。
よく知りもしないのに知ったかぶりをする、ある先生に
八つぁんが在原業平の歌の意味を聞くお話。
『昔、吉原の千早太夫に大関の竜田川がひとめぼれ。通いつづけたが振られ続け。
妹女郎の神代でもいいやと思ったが、いう事をきかない。
相撲をやめて、故郷で親の商売、豆腐屋を継いだ。
3年後のある秋の夕暮れ、女乞食が物乞いに来た。竜田川はおからを握って差し出したのだが
よく見ると、あの千早ではないか。おからを地面にたたきつけ、乞食をどーんとついた。
ついたのが、もと大関、つかれたのがやせ細った乞食。
ぽーんととんでいって、店の前の井戸にぶつかった。
千早は過去を悔いたか、その井戸に飛び込んでしまった。』
という先生の解釈です。
☆歌(うたあわせ)
天徳四年の歌合で、平兼盛の「しのぶれど」と、壬生忠見の「こひすてふ」が合わされました。
まあ、コンクールのようなものです。
判定係の藤原実朝はどちらとも、優劣をつけかね、
天皇の御裁断を仰いだが、天皇もただ「忍ぶれど」の歌を繰り返すだけでした。
結局、天皇が繰り返しつぶやかれるこの歌の方がよいのだろうと、兼盛を勝ちにしたのですが
本当はどんな気持ちでつぶやいておられたのか、謎ですね。
ちなみに、忠見はこの事がショックで亡くなったといわれています。
☆我が家の十番シリーズ
その1 イカのミソあえ
 「嘆きつつ・・」「風そよぐ・・」
なぜか、我が家の取り札はこの2枚が汚れておりまして、誰言うとも無く「イカのミソ和え」。
汚れてますからねえ、覚えるのも、探すのも速いです。ただし、他所では通用しません。
その2 名前シリーズ
 「しのぶ」「いつこ」「しづこ」「いづみ」
取り札の最初に、女の子の名前が入ってますね。最初の3人は、私の小学校の頃の仲良し。ほかにも「ひとし」なんていう札もあります。
字ぎまり
プロでも速く取れない札。和歌の五七五七七の最初の五文字まで同じと言う札があるのです。2枚ずつ、3組。
百人一首で遊ぶ時思い出してください。ほとんどの人は、最初の五文字読んだところで間をあけるでしょう?この時点では、どちらの札かわからないのです。
そのために、競技では、ここで間を空けずに六文字目までは続けて読むのだそうです。もっとも、六文字目で切ることもできませんから、続けて一気に読むのでしょうね。
つくし
私(レイ)がもっとも苦手とする歌。どうしてもこの二つがこんがらがってしまって、思い出すのが大変なのです。意味を考えればわかるはずなのですが。
☆おつき
これらも、お手つきしやすい歌です。「わが衣手に」「わが衣手は」、「今ひとたびの御幸」「今ひとたびの逢う」、下の句の初めの部分がよく似ています。
ほかに下の句が「ひと」「こい」で始まる歌も多く、間違いやすいですね。

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